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プログラム生の研究業績

【27年度】
論文:14件、受賞:19件、学会発表:120件、学振DC:9名(内定7名)

【26年度】
論文:7件、受賞:14件、学会発表:92件

【25年度】
論文:0件、受賞:1件、学会発表:16件

研究トピック         

○Thermoresponsive Assembly of Gold Nanoparticles Coated with Oligo(Ethylene Glycol) Ligands with an Alkyl Head
R. Iida, H. Mitomo, Y. Matsuo, K. Niikura, K. Ijiro
J. Phys. Chem. C, 2016, 120(29), 15846-15854.(2016年3月3日web公開)
北海道大学大学院総合化学院 生体分子デバイス研究分野の飯田 良(パイロット生)は、金ナノ粒子の集合・分散を温度で制御するための新たな表面修飾分子を開発し、Journal of Physical Chemistry C に筆頭著者として論文を発表しました。開発した表面修飾分子は、オリゴエチレングリコールの末端にアルキル基を導入した構造をとっています。この分子で金ナノ粒子の表面を修飾すると、高温で分子から水和水が外れる脱水和現象によって集合化が起こります。本研究で、集合化が起こる温度は、アルキル基の構造や粒子のサイズに依存することを見出しました。本成果はナノ粒子の集合化に関する基礎研究であり、自在に集合化を制御するための重要な知見になると期待できます。

○Periodicity of non-expanding piecewise linear maps and effects of random noises
F. Nakamura
Dynamical Systems: An International Journal, 2015, 30(4), 450-467.(2015年9月4日web公開)
北海道大学大学院理学院 数学専攻の中村文彦(パイロット生)は、脳の神経細胞の「発火」現象を記述するモデルを最も単純化した力学系が周期点を持つ十分条件を厳密に書き表し、その条件がFarey数列と同じ構造を持つことを証明しました。これらの結果から、神経細胞の発火現象がほとんど周期的になることや任意の周期数の発火パターンが存在する可能性が示唆されます。また、このモデルが複雑な周期構造を持つことから、細胞同士の結合係数や外部刺激、発火に対する閾値に依存したパラメータのわずかな変化で周期数が変わってしまう可能性があることも意味しています。この結果は、Dynamical Systems に論文として掲載され、本モデルの複雑な周期構造を理解するための第一歩として注目されています(詳細はこちら)。

The relationship between magneto-optical properties and molecular chirality
Satoshi Wada, Yuichi Kitagawa, Takayuki Nakanishi, Koji Fushimi, Yasuhiro Morisaki, Koji Fujita, Katsuaki Konishi, Katsuhisa Tanaka, Yoshiki Chujo and Yasuchika Hasegawa
NPG Asia Materials (2016) 8, e251(2016年3月25日web公開)
北海道大学総合化学院 先端材料化学研究室の和田智志(リーディングプログラム1期生)は、磁気光学特性の1つであるファラデー効果が希土類クラスターのキラリティーに依存して変化することを見出し、研究成果をNPG Asia Materialsに筆頭著者として発表しました。この研究はキラル化学の新分野を開拓し、磁気光学材料の新しい設計指針となることが期待されます(詳細はこちら)。

Kinetic Analysis for the Multistep Profiles of Organic Reactions: Significance of the Conformational Entropy on the Rate Constants of the Claisen Rearrangement
Yosuke Sumiya, Yutaka Nagahata, Tamiki Komatsuzaki, Tetsuya Taketsugu, and Satoshi Maeda
The Journal of Physical Chemistry A 2015, 119 (48), pp 11641–11649 (2015年11月16日Web公開)
北海道大学大学院 総合化学院 量子化学研究室の住谷陽輔(プログラムパイロット生)は、 多段階反応プロファイルの速度解析を行う新しい手法「速度定数行列縮約法」を開発し、The Journal of Physical Chemistry Aに筆頭著者として発表しました。本研究では、基本的な有機反応の一つであるアリルビニルエーテルのClaisen転位反応へ本手法を適用し、理論計算から速度定数の実測値を再現できました。また、異なる置換基を導入したアリルビニルエーテルのClaisen転位反応に適用し、各生成物へ至るオーバーオールの速度定数を求めることにより、単純有機分子であってもコンフォメーションエントロピーが反応性に大きく影響し得ることがわかりました。今後、より複雑な有機・触媒反応の反応選択性の算出などへの応用が期待できます(詳細はこちら)。

Seven-Coordinate Luminophores: Brilliant Luminescence of Lanthanide Complexes with C3v Geometrical Structures 
Kei Yanagisawa, Takayuki Nakanishi, Yuichi Kitagawa, Tomohiro Seki, Tomoko Akama, Masato Kobayashi, Tetsuya Taketsugu, Hajime Ito, Koji Fushimi andYasuchika Hasegawa
European Journal of Inorganic Chemistry 2015(28) 4769-4774 
北海道大学大学院 総合化学院 先端材料化学研究室の柳澤慧(プログラムパイロット生)は、広く知られている八配位よりも配位数が一つ少ない七配位ランタニド錯体を合成し、研究成果をEuropean Journal of Inorganic Chemistry(Vol. 2015, p. 4769-4774)に筆頭著者として発表しました。本研究では、広く知られている八配位よりも配位数が一つ少ない七配位構造の錯体を合成に成功し、その七配位錯体の発光量子効率は八配位錯体よりも約10%大きいことを明らかにしました。本研究によって強く光るランタニド錯体の新しい分子設計の指針を示すことができ、この指針に基づいた新規発光材料の開発が期待できます(詳細はこちら)。

Control Superstructure of Rigid Polyelectrolytes in Oppositely Charged Hydrogels via Programmed Internal Stress
Riku Takahashi, Zi Liang Wu, Md. Arifuzzaman, Takayuki Nonoyama, Tasuku Nakajima, Takayuki Kurokawa & Jian Ping Gong,
Nature Communications (5) 4490 2014年
北海道大学大学院 生命科学院 龔グループの高橋陸(プログラムパイロット生)は、剛直性高分子電解質を用いてゲルの内部に巨視的な異方構造を導入することに成功し、研究成果をNature Communicationsに筆頭著者として発表しました。この巨視的な異方構造は、生体軟骨中のコラーゲン線維(剛直性高分子電解質)の構造に類似しており、より高度な機能を有する生体材料開発の進展が期待できます(詳細はこちら)。

受 賞

  • 平成27年度(19件)
    1. 勝山 彬:第27回万有札幌シンポジウム,Best Poster賞(2015年4月).
    2. 高橋 陸:高分子学会,優秀ポスター賞(2015年5月).
    3. 山本悠大:腐食防食学会2015年度春期講演大会(材料と環境2015),若手講演奨励賞(2015年5月).
    4. 和田智志:日本化学会北海道支部2015年夏季研究発表会,優秀講演賞(2015年7月).
    5. 新田明央:触媒学会北海道支部第55回オーロラセミナー,優秀ポスター賞(2015年7月).
    6. 新田明央:触媒学会北海道支部第55回オーロラセミナー,優秀討論賞(2015年7月).
    7. 榊 祥太:The 8th Nagoya Univ.-Tsinghua Univ.-Toyota Motor Corp.-Hokkaido Univ.-Xinjiang Normal Univ. (NTTHX) Joint Symposium ―Materials Science and Nanotechnology for the 21th Century, Student Poster Award(2015年8月).
    8. 吉田康平:Japan-Taiwan Bilateral Polymer Symposium 2015 Outstanding, Poster Award(2015年9月).
    9. 和田智志:錯体化学会第65回討論会,学生講演賞(2015年9月).
    10. 榊 祥太:NTU-HU Joint Materials Science Workshop 2015 Outstanding, Oral Award (2015年10月).
    11. 陳 旻究:NTU-HU Joint Materials Science Workshop 2015 Outstanding, Oral Award (2015年10月).
    12. 深尾一城:平成27年度日本セラミックス協会東北北海道支部研究発表会,優秀発表賞(2015年10月).
    13. 木村夏実:日本化学会第5回CSJ化学フェスタ2015,優秀ポスター発表賞(2015年11月).
    14. 陳 旻究:日本化学会第5回CSJ化学フェスタ2015,優秀ポスター発表賞(2015年11月).
    15. 新田明央:日本化学会第5回CSJ化学フェスタ2015,優秀ポスター発表賞(2015年11月).
    16. 和田智志:日本化学会第5回CSJ化学フェスタ2015,優秀ポスター発表賞(2015年11月).
    17. 渡邉綾香:日本薬学会医療薬科学部会第9回次世代を担う若手医療薬科学シンポジウム口頭発表,優秀発表賞(2015年11月).
    18. 倉 千晴:HU-UCB Joint Symposium Outstanding, Presentation Award (2016年1月).
    19. 高木牧人:The 4th Frontier Chemistry Center International Symposium, Poster Award (2016年2月).
  • 平成26年度(14件)
    1. 戸口 侑:The 3rd Frontier Chemistry Center International Symposium, Poster Award (2014年6月).
    2. 高橋 陸:2014年度北海道高分子若手研究会,最優秀ポスター賞(2014年8月).
    3. 飯田 良:Asia NANO 2014, Best Poster Award(2014年10月).
    4. 戸口 侑:日本ペプチド学会 第51回ペプチド討論会,ポスター賞(2014年10月).
    5. 今野翔平:日本化学会第4回CSJ化学フェスタ2014,優秀ポスター発表賞(2014年10月).
    6. 安田優人:日本化学会第4回CSJ化学フェスタ2014,優秀ポスター発表賞(2014年10月).
    7. 和田智志:日本化学会第4回CSJ化学フェスタ2014,優秀ポスター発表賞(2014年10月).
    8. 和田智志:2014年光化学討論会,優秀ポスター賞(2014年10月).
    9. 和田智志:15th Chitose International Forum on Photonics Science & Technology, Poster Award (2014年10月).
    10. 吉田康平:2014 Taiwan-Japan bilateral Polymer Symposium Outstanding, Poster Award (2014年11月).
    11. 飯田 良:第49回高分子学会北海道支部研究発表会,優秀ポスター賞(2015年1月).
    12. 高橋 陸:北海道大学大学院生命科学院修士論文発表会,最優秀発表賞(2015年2月).
    13. 倉 千晴:北海道大学大学院総合化学院,大塚博先生記念賞(2015年3月).
    14. 小島遼人:北海道大学大学院総合化学院,大塚博先生記念賞(2015年3月).
  • 平成25年度(1件)
    1. 柳澤 慧:表面技術協会第129回講演大会,学術奨励講演賞(2014年3月).

 

日本学術振興会科学研究費(特別研究員奨励費)

■プログラムパイロット生
○飯田 良
研究課題:曲率の違いを利用した異方性ナノ粒子の多段階自己集合化
研究期間:2016年4月-2018年3月
○住谷 陽輔
研究課題:複雑反応経路網に適用し得る速度解析法の開発
研究期間: 2015年4月-2018年3月
○高橋 陸
研究課題:内部応力で誘起された巨視的異方性を有する高強度・高機能ゲルの創製
研究期間:2015年4月-2018年3月  

■プログラム1期生
○木山 竜二
研究課題:高強度DNゲルの多機能化に向けた表面選択的ミネラリゼーション
研究期間:2016年4月-2019年3月
○鈴木 拓郎
研究課題:二核ロジウム触媒からの脱却を指向した新規二核遷移金属不斉触媒の創製とその応用
研究期間:2016年4月-2019年3月
○角田 圭
研究課題:遷移金属錯体の電子状態自在変調を目的としたナノマテリアル担持触媒の開発
研究期間:2016年4月-2019年3月
○安田優人
研究課題:第2級アルキルボランを用いた高選択的炭素-炭素結合形成反応の開発
研究機関:2016年4月-2019年3月
○吉田 康平
研究課題:ミクロ相分離構造の超微細化を実現するブロック共重合体の分子設計
研究期間:2016年4月-2019年3月
○和田智志
研究課題:キラリティーを利用した希土類クラスターの磁気光学特性に関する研究
研究期間:2016年4月-2019年3月

プログラム生一覧

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氏 名 所 属 学年  研究室名
飯田 良 総合化学院 D2  総合化学専攻 生体分子デバイス研究分野
倉 千晴 総合化学院 D2  総合化学専攻 界面電子化学研究室
小島 遼人 総合化学院 D2  総合化学専攻 有機元素化学研究室
住谷 陽輔 総合化学院 D2  総合化学専攻 量子化学研究室
高橋 陸 生命科学院 D2  生命科学専攻 ソフト&ウェットマター研究室
戸口 侑 総合化学院 D2  総合化学専攻 生物化学研究室
中村 文彦 理学院 D2  数学専攻
新田 明央 環境科学院 D2  環境物質科学専攻 大谷研究室
柳澤 慧 総合化学院 D2  総合化学専攻 先端材料化学研究室
上西 恭平 総合化学院 D1  総合化学専攻 物質化学研究室
蝦名  昌徳 総合化学院 D1  総合化学専攻  量子化学研究室
岡田 拓 総合化学院 D1  総合化学専攻 有機化学第二研究室
勝山 彬 生命科学院 D1  生命科学専攻 薬化学研究室 
木山 竜二 生命科学院 D1  生命科学専攻 ソフト&ウェットマター研究室
Fatima Joy C. Cruz 総合化学院 D1  総合化学専攻 構造化学研究室
今野 翔平 総合化学院 D1  総合化学専攻 構造化学研究室
榊 祥太 工学院 D1  量子理工学専攻 プラズマ物理工学研究室
鈴木 拓郎 生命科学院 D1  生命科学専攻 薬品製造化学研究室
陳 旻究 総合化学院 D1  総合化学専攻 有機元素化学研究室
高木 牧人 総合化学院 D1  総合化学専攻 量子化学研究室
角田 圭 総合化学院 D1  総合化学専攻 有機金属化学研究室
鉄地河原 浩太 総合化学院 D1  総合化学専攻 物質変換化学部門(福岡研究室)
西谷 雄大 総合化学院 D1  総合化学専攻 構造化学研究室
半田 悟 理学院 D1  数学専攻
安田 優人 総合化学院 D1  総合化学専攻 有機金属化学研究室
山本 昌紀 総合化学院 D1  総合化学専攻 先端材料化学研究室
山本 悠大 総合化学院 D1  総合化学専攻 先端材料化学研究室
吉田 康平 総合化学院 D1  総合化学専攻 高分子化学研究室
和田 智志 総合化学院 D1  総合化学専攻 先端材料化学研究室
岡本 守 理学院 D1  数学専攻
尾崎 雄平 生命科学院 M2  生命科学専攻 ソフト&ウェットマター研究室
木村 夏実 総合化学院 M2  総合化学専攻 物理化学研究室
宍戸 亮介 総合化学院 M2  総合化学専攻 有機元素化学研究室
南 多娟 総合化学院 M2  総合化学専攻 構造化学研究室
羽山 慶一 総合化学院 M2  総合化学専攻 有機元素化学研究室
坂東 正佳 生命科学院 M2  生命科学専攻 有機合成触媒研究室
疋田 慶太 理学院 M2  数学専攻
深尾 一城 生命科学院 M2  生命科学専攻 ソフト&ウェットマター研究室
峯 健太 総合化学院 M2  総合化学専攻 生物化学研究室
簑毛 崇章 理学院 M2  数学専攻
渡邉 綾香 生命科学院 M2  薬剤分子設計学研究室
小熊 慧 総合化学院 M2  総合化学専攻 電子材料化学研究室
金 源兌 環境科学院 M2  環境物質科学専攻 ナノ環境材料コース 神谷研究室
佐竹 瞬 生命科学院 M2  生命科学専攻 薬品製造化学研究室
福田 一貴 理学院 M2  数学専攻 久保研究室
大塚 海 生命科学院 M1   生命科学専攻 木村敦研究室
小川 雄大  生命科学院 M1   生命科学専攻 有機合成医薬学研究室
小原 一馬 総合化学院 M1  総合化学専攻 液体化学研究室
金 容俊  総合化学院 M1   総合化学専攻 有機金属化学研究室
小松 雄士  総合化学院 M1  総合化学専攻 生物計測化学研究室
佐藤 直飛  理学院 M1  数学専攻
朱 浩傑 総合化学院 M1   総合化学専攻 構造化学研究室
堤 拓朗 総合化学院  M1  総合化学専攻 量子化学研究室
馮 智 総合化学院  M1   総合化学専攻 応用生物化学研究室
福島 綾介 生命科学院  M1  生命科学専攻 細胞機能科学研究室
藤森 俊和 総合化学院  M1  総合化学専攻 量子化学研究室
文野 優華 生命科学院  M1  生命科学専攻 薬品製造化学研究室
松井 貴文 総合化学院  M1  総合化学専攻 先端材料化学研究室
山内 直紀 生命科学院  M1  生命科学専攻 薬理学研究室
山形 颯 理学院  M1   数学専攻
愉 彦樺 総合化学院  M1   総合化学専攻 生物化学研究室

 

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